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最終更新日:2018年10月15日(月)

栄養室便り Vol.3 さつまいも

暑い夏も終わり、涼しさを感じる季節になってきました。今回の栄養室便りは、今が旬の「さつまいも」のお話です。徳島県は鳴門金時の産地としても有名ですね。さつまいもは、9~11月頃に収穫のピークを迎えます。今の時期にもスーパー等でよく見かけますが、さつまいもは貯蔵することで余分な水分が飛び、甘くホクホクとした芋になるため、晩秋から冬が食べ頃です。

さつまいもは、芋類の中でもビタミン類や鉄やカルシウム等のミネラルを豊富に含んでいます。ビタミンCは、さつまいも1本(300g)でレモン4個分以上。ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、さつまいもに含まれるビタミンCは、糊化したでんぷんの作用により加熱調理しても壊れにくい特徴があります。また、さつまいもには食物繊維だけでなく、便秘に有効なヤラピンという栄養素も含んでいるため、便通改善にピッタリな食べ物です。皮に栄養素が多いので皮ごと食べるのがお勧めです。

さつまいもをおいしく調理するためのポイントは「ゆっくりと加熱し、火を通すこと」です。蒸かしたり茹でたりする時には、弱火~中火でゆっくりと加熱すると酵素の働きで、より一層、甘みが増します。芋を切って放置しておくと切口が茶色く変色してきますが、変色させる成分は皮のすぐ内側にあるので、お菓子作りの際などには皮を厚めに剥くと綺麗な黄色に仕上がります。料理やデザートにとりいれて、季節の味をお楽しみください。

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